日時:2023.02.04 08:30~
場所:浜町支店 食堂
・路面標示の意味と目的
停止線を敷く目的、なぜかと問われると「安全か確認をするため」と答える方が多いでしょう。
しかしこの回答は間違いです。正確には「出会い頭の事故を防ぐため」です。
前者の答えより後者の方がシャープな回答で目的もよりハッキリしていますね。
一時停止の必要がある場所で想定される事故としてオーソドックスな例といえば左右から往来する車との
接触事故、または横断中の歩行者や自転車との接触事故。確かに出合い頭ですね。
それではこの路面標示はドライバーに何を訴えているでしょうか。
これは減速路面標示と呼ばれる表示です。文字通り車の速度を落とすように促す標示です。
国交省によると「追突事故が多い区間で減速効果を期待する」「下り勾配やカーブ進入時における減速効果を期待する」だそうです。
上の写真は浜町支店から数分の場所で撮影したのですが確かに下り勾配でエッジの効いたカーブに沿って
逆Vマークが描かれています。さらにカーブを曲がった直後には信号が設置されているので追突事故防止も念頭に置いて描かれているのかもしれません。まさに全部乗せの良い例です。
会議で見た映像では減速路面標示の上を走る車が隣のレーンで渋滞している車の隙間から進入してきた車と
ぶつかっていました。この映像の教訓は「標示に従って減速していれば回避できたかも」です。
上記の国交省の思惑とは違う例ではあったのですが路面標示がある場所では何かが起こりやすい、又は何かが
あったから路面標示があると考えた方が良いでしょう。例え道路で目にするあらゆる表示を網羅していなくとも「変わった標示があるから気をつけよう」と構えることだけでもできたら、それは安全に対して意識できているということです。無事に春を迎えましょう。