2024.06.12
2024年6月1日に、当社浜町支店で安全会議が開催されました。
議題1 菊池支店長挨拶
今期3か月目になり、トラック・リフト事故ゼロを継続中です。
AIドラレコのベラスコアも良くなっておりますが、わき見判定がまだ多い傾向にあります。
正しい運転を心掛けてください。
6月は事故ゼロ月間で梅雨時期にも入るため、引き続き気を引き締めて運行をお願いします。
議題2 安全12項目 (①注意すべき3つのS ②左折時の車両死角について ③雨天時の走行について)
①注意すべき3つのS
トラックを運転するにあたってトラックの構造から注意する3つのポイントを紹介します
1.視線が高い
トラックはアイポイントが高く、車間距離の感覚を錯覚しやすかったり気持ちが大きくなりやすいため
あおり運転を起こしやすいので注意しましょう。
2.振動がある
トラックは運転席の下にエンジンがあり、その振動が運転席に伝わりやすいため腰痛を起こしやすかったり
眠気を誘いやすいので、注意しましょう。
3.死角が多い
トラックは車体が大きく、各所に死角が多い構造になっております。
・絶対死角…キャビン上部や後方など降車しないと見えない死角
・努力死角…ドアミラーの裏など、運転席から体を動かさないと見えない死角
・人工死角…窓に網戸を貼ったり、セーフティウインドウが見えないよう荷物を置いたりしてできた死角
絶対死角はバックカメラの活用・見えないときは降車して自分の目で確認しましょう。
人工死角はキャビン内の整理整頓を行い、視界を遮るものは設置しないようにしましょう。
上記の構造を踏まえて正しい運転姿勢を心掛けましょう。
②左折時の車両死角について
事故事例として大型トレーラーが交差点左折時に横断する自転車を巻き込んでしまった事故事例があります。
道路交通法では左折時には「①できる限り左端に寄って②できる限り左端に沿って③徐行をしなければならない」
と記載があります。
①と②でできる限りという記載があるのは車両の種類によって寄せられない場合もあるためです。
ですが③徐行に限っては「できる限り」という記載はありません。
ではなぜ徐行しなければならないか?
徐行というのは直ちに停車できる速度であり具体的な速度は定義されておりませんが、
ブレーキが安定する10km/h以下になります。
自転車の速度はおおよそ14km/hですが、今回の事故事例のように「相手方と並走」してしまうと相手が
死角に入ったままになります。
速度差が発生すると相手が死角から出てくる場合があります。
また、上記の方法は進路変更時にも有効です。
左折時の巻き込み事故防止のためにも3つのポイントを遵守していきましょう。
③雨天時の走行について
雨天時の走行には視界不良やスリップの誘発など数々のリスクが生じます。
上記のリスクを避けるためには車間距離の確保と速度遵守が重要です。
特に事故多発地点にある「減速路面標識」がある場所では必ず10km/h以上減速をしましょう。
タイヤの状態も制動距離などに大きく影響しますので、日常点検の際に注意しましょう。
また、濃霧や豪雨で視界不良の場合には前照灯を点けて自車の存在を知らせましょう。
また、中神次長からも気温上昇によるタイヤバースト頻度増加に関して注意喚起のお話がありました。
日常点検以外でも休憩した際には外観チェックと点検ハンマーを使った確認をしましょう。
議題3 製品事故事例の確認
今期発生した製品事故事例における対策を展開しました。
1.フィルムロール破損事故事例
フィルムロールを後方から転がして積込した。荷卸しの際にフィルムロール外装の傷が発覚し
荷台を確認したところ小石がありそれが引っ掛かったことが原因と思われる。
対策として荷台チェックシートを作成し二人で荷台に異物が無いかを確認し、養生を敷いて積込する。
2,ポリドラム凹み事故事例
ポリドラムを荷台後方に積み、ラッシングで固定していたが急ブレーキをしてしまい、
前方に圧力がかかりポリドラムにラッシングベルトが食い込むような形で凹みが発生した。
対策として荷台前方からドラムを積込するかラッシングベルトと製品の間にコンパネと緩衝材を
挟み、万一ブレーキをかけても衝撃を緩和させるようにする。
最後に横山係長を筆頭に全員で3S宣言とみんなの誓いを唱和しました。
6月は事故ゼロ月間となります。
梅雨や暑さで大変な時期ですが、事故ゼロを継続していきましょう!
次回開催 2024年7月6日(土)予定です。