2024.09.19
2024年9月7日(土)に、当社浜町支店にて安全会議を行いました。
議題1 菊池支店長挨拶
8月の業績は物価上昇により消費減のため荷動きが低調のなかではありますが
料金改正を荷主様から理解して頂き、業績は過去最高の水準で推移できております。
これも皆様の日頃の業務を評価して頂けているものだと考えております。
ですが残念ながら、リフトによるバック事故2件目が発生し、全店で9件目の事故になりました。前期の17件を上回るペースとなっております。9月は事故ゼロ月間です。今一度安全確認の基本を重視してください。
また体調管理・特に睡眠をしっかりとり心身の健康を維持し業務をおこなってください。
議題2 安全12項目(ビデオ学習)
① 危険物輸送の危険性
危険物の輸送は普段行っていない方もいらっしゃるかもしれません。ですが、トラックには燃料を積んでおり、更にボンネットがありません。
そのため、追突事故を起こした際にドライバーは足を挟まれやすく、かつ運転席の下に燃料タンクがあるので非常に危険です。危険物の輸送を行っていなくとも注意しましょう。
危険物貨物を輸送する際には「イエローカード」を必ず準備しましょう。イエローカードとは輸送物の内容・非常時の対応策が記載されています。
積載物を把握し、荷主様と相互立会を行うようにしましょう。
② 走行時の確認 ~接触事故事例~
バスが構内を走行した際に発生した事故事例を見てみましょう。映像では左手に駐車車両と前方に歩行者が見えており、20km/h程度で走行しております。左手に駐車していたハイエースのリアゲートが開いているのを見落として自車とゲートと接触しました。
この事例の原因として「確認の見落とし」が挙げられます。イギリスのケンブリッジ大学の研究で、「文章を読むときに最初の文字と最後の文字が合っていると間が間違っていても読めてしまう」という結果が出ております。
この事故事例ですと、駐車車両と歩行者を確認したが「リアゲートが開いている」ということを見落としておりました。確認したつもりが「確認できていなかった」ということです。このような事故を防ぐには「注意深く見る⇒確認を多くとる」ことが必要です。
注意深く見るためには「車速を落とす」必要があります。徐行(10km/h以下)もしくは停車し確認しなければしっかり見ることはできません。
確認不足事故を防ぐポイントは、『①注意深く見る=確認を多くとる ⇒(そのためには)②徐行若しくは停車する』ことです。
③ バック事故事例
映像はタクシーが乗客を降ろし、方向転換をするためにバックした際にしゃがんでいた人を轢いてしまった事故です。全国で年間70人近くの方がバック事故で轢かれて亡くなっています。
バック事故を防ぐ為には、前進より死角が多いため慎重な運転を行う必要があります。片手ハンドルでは急な対応ができません。必ず両手でハンドルをもって操作しましょう。
また確認の際には「止まって」確認し、ながら確認はやめましょう。幅が目いっぱいの崖道をバック走行しているイメージで行いましょう。
議題3 9月発生した社内フォークリフト事故
・リーチリフト走行時のバック接触事故について
9月に弊社拾石物流センター内にてリーチリフトと構内柱との接触事故がありました。原因はバック走行中に進路変更が曖昧になりハンドル操作を誤ったことです。
構内は製品が多く置いてあり曲がり角や交差点が死角になっているところもあるため、以下の対策を実施します。
① 交差点・曲がり角では一旦停止
② 走行時のスピード抑制
③ 死角箇所のカーブミラー設置
④ 交差点侵入前にクラクションを活用し自身の現在位置を知らせる
また、今回は怪我がありませんでしたが「リフトの正しい搭乗姿勢」も重視するようにいたします。
議題4 事故防止に向けて
近藤顧問より事故防止に向けてお話を頂きました。
104期事故が9件ですがほぼバック事故であり103期と比べ増加しております。バック事故のほとんどが「焦り・確認不足」によるものです。特に慣れた場所では確認を怠ってしまったり、思い込みをしてしまうことがあります。
安全確認は、止まればできるところも車速が出ていると確認しきれません。「焦っている時や気が抜けている時」は事故を起こしやすいのでくれぐれもご注意ください。
最後に山見乗務員を筆頭に、全員でフォークリフト事故防止のため「フォークリフト作業5原則」を唱和しました。
104期上期の最終月になります。
今一度、安全確認の「基本」を振り返って事故防止に努めていきましょう!
次回の開催は 2024年10月5日(土)を予定しています。